こんにちは、KAZUです。
今回は私の大好きなビートルズのアコースティックギターで奏でられている名曲をギタリスト視点からお伝えしていきます。
有名かつ、簡単。そして、わかりやすさ
それらを基準にしました。
基本的に前もって5曲を厳選してからではなく、思いついた曲の順番で書いていきます。
勢いを重視しています。
あの曲を選べばよかったと後悔することもあるかもしれませんが、一度記事を書いた後に曲を加えたり削ったりはしません。
直感を大事にしてみます。
後悔するような曲が多くなりすぎれば、PART2を書きますね(笑)。
ビートルズをさらっと紹介した記事です。
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それでは、早速1曲目
『Norwegian Wood (This Bird Has Flown)』です。
邦題で『ノルウェイの森』です。
村上春樹さんに同名の小説がありますが、この曲からタイトルをつけてます。
映画でも主題歌になっていました。
ボブディランの影響が強かった頃にジョンレノンによって書かれた曲ですが、歌詞のイメージからか『寒い季節の温かい屋内』という情景が頭に浮かんできます。
Aメロでアコースティックギターで奏でられているメロディは歌メロとユニゾンになっていますね。
単音で弾くわけではなく、コードを押さえながら指を動かしてメロディを奏でています。
私が耳コピしたときはまずメロディの音を取ってから、押さえたコードを崩しながらメロディの音を加えていき原曲に近付けていくというやり方でした。
原曲キーはEですが、カポを2フレットに装着してDのフォームで演奏されています。
カポを使わずにEのフォームでも演奏可能ではありますが(実際にそのように弾いている人がいました)、原曲の雰囲気を出すためにもカポを使うのをおすすめします。
3拍子の曲であり、穏やかなワルツをイメージしてバッキングすると感じが出やすいでしょう。
余談ですが、曲のタイトルにノルウェイとあるのにインド楽器のシタールが使われているのが面白いです。
では、2曲目
『Yesterday』です。
世界ではビートルズの曲で最も有名な曲かもしれませんね。
この曲のレコーディングではポールマッカトニー以外のメンバーは参加していません。
ポールマッカトニーのアコースティックギターのバックに弦楽四重奏といったアレンジですね。
原曲ではギターは一音下げのチューニングが施されています。
原曲キーはFですがGのフォームで演奏されています。
押さえ方はシンプルですね。
複雑なことはしていません。
原曲の雰囲気を出すにはバッキングパターンが重要です。
ベース音を鳴らして1~3弦を弾くといった感じですね。
平坦に弾くといいでしょう。
そちらのほうが雰囲気が出ると思います。
メロディが綺麗な曲であり、そこを強調するためにも、ギターは寄り添うように弾くことを意識したほうがいいでしょう。
実は、歌詞から好きになった曲です。
亡くなった母親に向けての歌詞なのですが、その事実を知ってからはこの曲に対するイメージは変わりました。
ポールマッカトニーが書いた中で、トップクラスに好きな曲です。
3曲目、
『Blackbird』です。
この曲を弾くギタリストは大変多いです。
通称『ホワイトアルバム』と呼ばれているアルバムに収録されているのですが、この時期のジョンレノンは3フィンガーと呼ばれる奏法を習得しました。
同時期ポールマッカトニーは3フィンガーを習得しようとしたのですが、どうにも上手くいきませんでした。
そこで、作曲者のポールマッカトニーはこの曲を2フィンガーで演奏していますが、そこが味になっています。
3フィンガーだとどうしてもあの雰囲気は出ないのです。
何か違うのです。
私自身もそうですし、周りのミュージシャンや有名なミュージシャンのカヴァーしたのも聴いてきましたが、本家のニュアンスを出せていません。
簡単な曲を取り上げると言っておいてニュアンスが出せないというのは本末転倒ですが、原曲のニュアンスでなければ比較的簡単な部類ですね。
リズムが走りやすい曲でもないですし、自然体で弾けばいいでしょう。
気持ちを抑えて弾くといった意識も特段必要ないですね。
ギターを押さえる手はフレットを行き来して見た目は難しく感じるかもしれませんが、意外と流れで弾けてしまうので気後れしなくても大丈夫です。
私はこの曲は無意識で弾くことが多いです。
考え事しながらなどですね。
では4曲目、
『Here Comes The Sun』です。
1曲目の『Norwegian Wood (This Bird Has Flown)』同様、コードとメロディを同時に鳴らす演奏法ですね。
難易度は少し高くなっていますね。
あくまで比較すればですので、習得するのにかなりの時間がかかるわけではないです。
原曲はカポを7フレットに装着しています。
こちらも雰囲気を出すために、そのようにしましょう。
メロディと同時に鳴らすコードも変化していくのですが、落ち着いてやれば問題ないです。
この曲はコード進行とメロディを別々にコピーしてからではなく、最初から原曲通りの押さえ方で練習したほうがいいですね。
とにかく、指にギターフレーズを馴染ませましょう。
メロディアスですし、弾いていて気持ちがいいです。
頭であれこれ考えず、曲を楽しむように弾くという自然体のスタンスがいいかもしれませんね。
晴れた朝のような印象をこの曲には持っています。
ジョージハリスンの中でも傑作の一つです。
最後の5曲目は、
『You've Got To Hide Your Love Away』です。
この曲もボブディランに強く影響を受けて作曲されたジョンレノンの曲です。
ボーカルがハスキーボイスで、そこもボブディランの影響を感じますね。
他の曲にもいえますが、この曲は特にギターだけではなく弾き語りで演奏したくなります。
ビートルズの曲ではコードの移り変わりが多いですが、ローコードでシンプルな押さえ方ですので難易度は低いです。
意識したいのは、コードが移るときにベース音が移動して次のコードに移るところですね。
サビがそうです。
シンプルではありますが、コードの移り変わりの工夫がこの曲らしさなので大事に弾いていきましょう。
簡単に原曲のニュアンスが出せますよ。
この曲の最も難しいのはサビの『Hey!』というところのボーカルですね。
最後にボーカルの話になって申し訳ないですが、他のミュージシャンのカバーを聴いてもあまりしっくりきません。
力強く、照れずに歌いましょう(笑)。
歌うとこの曲のギターのフレーズの素晴らしさも再認識できます。
アコースティックで奏でるリズムギターのお手本のような演奏ですから。
5曲紹介してきましたがいかがでしたか?
ビートルズは名曲が多すぎて、アコースティックギターで奏でられているものだけでも簡単に上記の5曲が思い浮かびました。
基本的には記事の冒頭の部分で述べた通りで、思い浮かんだ5曲を順に紹介しています。
記事を書いている最中に他の曲も思い浮かんだのですが、難易度などの諸事情により今回は見送る曲もありました。
part2もしくは、別のくくりで記事にするかもしれません。
どちらにせよ、こういった音楽の記事は書くのが楽しいですし、それが大好きなビートルズなら尚更ですね。
記事を読んで楽しんでもらえたり、参考にしていただけたのでしたら幸いです。
ぜひ、ビートルズの魅力をプレイヤー視点で感じてくださいね。