こんにちは、KAZUです。
いわゆる、ロック、ポップスといわれるようなポピュラーソングにおいて、曲を構成しているパートというのはそう多くありません。
邦楽ではAメロ、Bメロ、サビの3つのパートで循環するのが主ですよね?
私が良く聴く洋楽などはBメロがなく、Aメロとサビの2つのパートだけというのも多いです。
3、4分という尺がポピュラーなので、それだけでも事足りるのです。
このパートの構成というのが音楽の印象を大きく変えていきます!!
それぞれのパートは材料であり、それをどう料理(音楽)にしていくのかがセンスの見せ所になるのですね。
作曲という過程を経てアレンジの段階です。
J-POPだと、
A→B→サビ→A→B→サビ→間奏(A→Bと同じ進行)→サビ×2
という構成というものが多いですね。
邦楽では定番であり慣れ親しんでいるので、しっくりくる音楽構成です。
『ワビサビ』ですね。
AメロとBメロで溜めて、サビでクライマックスを迎えるという形です。
最後のサビで1音もしくは半音、キーが上がるというのもJ-POPの特徴といえますね。
私はこの構成も好きです。
全く上記と同じというのはあまりないですが、それに準じた形になっていることが多いです。
特に多いのは私が勝手に『焦らし系』と呼んでいる構成ですね。
曲の最初を『A→B→A→B→サビ』の形にするのです。
サビに入ると見せかけて、一旦仕切り直すのですね。
一回焦らされた分、サビに入ったときの高揚感が強くなるのです。
このパターンを用いた曲は多いです。
ですので、私は狙って用いるというよりかは自然とこの形に行き着きつくことがよくありますね。
Bメロがない曲も多いので、その際は『A→A→サビ』という形になりますが、そちらでも『焦らし系』は万能なので使えますよ。
一回しかないパートを導入することもありますよね。
ここではCメロと表現しますが、そのCメロをどこで配置するのかも重要です。
間奏の前後に配置されることが多いですが、それ以外のところにあるのも面白いですね。
曲の最初や最後、1番と2番の間など。
一回しかないので、その分インパクトが強いです。
どこに配置してもいいですが、聴き終わった後の曲の印象を大きく左右するので、センスが問われますよ。
また、サビを最初に持ってくるのもスタンダードでしょう。
最初から飛ばすことにより、聴いている人の心をがっと引き寄せるのですね。
ノリのいい曲などに用いられることが多いです。
最初から気分が最高潮になり、そのまま突っ走るようなイメージですね。
サビが曲の一番の聴かせ所だ!!、と自信があるときもいいでしょう。
ここのサビの演奏をあえて、他のサビの部分と変えてみるのも面白いです。
例えば、テンポを落としたり、バンド全体ではなくギターやピアノの弾き語りにするなど。
同じサビだが聴こえ方が違うので、それも曲にいいスパイスになります。
このアレンジが異なる演奏を最後のサビに用いてもいいですね。
そして、間奏があるかないかでも印象が変わります。
ある場合でも曲中に間奏は1回だけというルールはありません。
何回も間奏がある曲もあります。
分かりやすい例だとそれぞれサビの後にギターソロを設けているときなどですね。
この間奏の後のパートも重要です。
サビなのかAメロなのか(Cメロというパターンもありますが、上で触れているのでここでは省きますね。)。
サビとAメロのどちらを間奏の後に持ってくるのかで聴こえ方は変わってきます。
サビの場合だと間奏の勢いそのままにという感じですね。
対して、Aメロだと一旦仕切り直しになります。
上記で述べた『焦らし系』のような効果です。
曲によってもちろん異なりますが、J-POPはサビのパターンが多く、洋楽はAメロという傾向を感じますね。
私が作曲したもので間奏が存在するのは半分あるかどうかですが、サビにつながるパターンが主です。
そのパターンが体に染みついているのかもしれませんね。
王道といえるパターンを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
音楽の構成を考えるのは楽しいですし、書いた曲の印象が変わるものなので様々なパターンを試してみてください。
クラシックやプログレなどでは『A→B→C→D→E→』と構成が変わり続けるといったものがあったりします。
音楽の可能性は無限ですので、そういったものを取り入れてみるのもいいのではないでしょうか?
曲全体として素晴らしいものを生み出していきましょう!!