こんにちは、KAZUです。
美術館に訪れて、アートを楽しんでいますか?
日本にいると、美術館に行く人が少ない印象を受けます。
美術館は気軽に訪れるような場所ではないような。
敷居が高いわけではないですが、本当にアート好きでない限りはそこまで訪れる機会がないのではないでしょうか?
私は海外に三年程滞在していましたが、当時は美術館によく訪れていました。
イギリスのロンドンですと、9割程の美術館が入場料無料ですからね(一部有料展あり)。
時間がある度に美術館に行っていましたよ。
ヨーロッパ旅行で色々な国を周ったのですが、そこでも美術館に行ってましたね。
ニューヨークにも一か月の短期滞在していたのですが、そこでも美術館ばかり行っていました。
海外にいると美術館は身近なものという雰囲気があり、気軽に訪問しやすいのです。
日本もそうなってくれるといいのですが...。
といいつつ私は帰国してから日本の美術館には数回程度しか訪問していないです。
欧米にいたときとは、雲泥の差ですね。
ともかく、アートに触れたことによって創造力は刺激されていました。
私はモダンアート(現代美術)といわれる分野が好きなのですが、まさしくアートに枠がないということを思い知らされるのです。
モダンアートとは、簡単に説明すると実験精神に溢れる美術で伝統的なものを壊す思想や様式を持っています。難解な作品が多いのも特徴でしょう。
『わけがわからない』、『理解できない』といった印象を持つような作品が多いかもしれません。
私は、そもそもアートとは『理解するもの』ではないと捉えています。
そうではなく、ただ見たもの、聞いたもの、触れたものを感じればいいのです。
他人のことを完全に理解することは不可能ですよね?
完全どころか、最も身近な者ですら半分も理解していないかもしれません。
それなのに、なぜ芸術を理解する必要があるのでしょうか?
芸術家なら、自身の創作物のために勉強する必要があるかもしれません。
仮に美術を勉強し、さらに作者の意図が掴めたとしても、作品を隅々まで理解することは不可能ではないでしょうか?
人は自分のことですら、100%理解しているわけではありませんからね。
他人の作品を完全に理解することなどできません。
だからこそ、私はただ感じて自分なりの解釈をすればいいと考えています。
ミュージシャンを含め、アーティストならそれを昇華し、自身の創造物の糧にしたいですね。
ミュージシャンだからといって、音楽からだけ得るものがあるわけではありません。
全ての経験が音楽につながるわけですが、絵や彫刻などのアートは強烈に創造力を刺激してくるのです。
アートは全ての人におすすめしたいものですが、ミュージシャンは特にアートに触れてほしいです。
それが、作詞作曲に良い影響を与えますから。
ビートルズやレディオヘッドなど大物ミュージシャンもアートに深く関わってきており、それが音楽に表れています。
ミュージシャンもアーティストと呼ばれますよね?
ミュージシャンは、声や楽器で表現をしているアーティストなのです。
絵画ではないですが、表現者であるのですね。
もちろん、美術館に行ってアートに触れたからといって確実に創造力が刺激されるわけではありません。
アートなら何でもいいというわけではありませんし、作品によって好き嫌いはありますからね。
どちらにせよ、純粋に力を抜いて感じていただきたいです。
そこで創造力が刺激されるものがあれば、じっくりと作品を味わってください。
そういった経験が自身の表現力を鍛えることにもなりますから。
アートは魔法ではないです。触れることで確実にアーティストとしてレベルアップするものではないですから、それを期待し過ぎるのは良くないです。
繰り返しになりますが、純粋にアートを感じることです。
そこに損得勘定を挟んではいけません。
そして、必ずしも素晴らしい作品、もしくは気に入る作品に出会えるとも限りません。
音楽もそうですよね?
心が震えるような曲というのは多くはないですから。
それを理解していただき、アートに触れていくことで創造力はどんどん活性化していきます。
ぜひ、美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか?